こんにちは!manabです。
明日カノがついに最終章を迎えてしまいましたね(T T)
様々な世代に刺さる名作だったのではないでしょうか♪
今回の記事では明日カノ最終章について簡単に触れていきます( ‘ω’)
まだ明日カノ最終章を読んでない方はネタバレ含みますのでご注意ください!
目次
【明日カノ最終章】No Woman No Cry
明日カノ最終章は、簡単にいうと親との確執に向き合う章でした。
メインヒロインの雪はもちろん、雪の彼氏となった太陽と毒母とのやり取りも印象的な回です。
一言で言うなら”胸糞!!”って感じの内容!笑
もちろん明日カノを否定している意味での胸糞ではなく、それぞれの母親に対してという意味です(:3」∠)
【明日カノ最終章】No Woman No Cry:序章
明日カノ最終章の始まりは、雪の幼少期の記憶の回想シーンから始まります。
若い頃の雪の母(通称シッチィ)が、彼氏と待ち合わせ乗り込んだ車で雪の目をふさぎながらキスをします。
ねぇお母さん
母親の指の隙間から見える世界が優しくないってこと
あの時の私はもう知ってた
初っ端から胸が締め付けられるような思いセリフ。。。
明日カノ最終章では新型コロナが流行り始め、緊急事態宣言によって普通の生活が脅かされている時期のシーンがリアルに描かれています。
今では状況も落ち着き、懐かしくも感じるコロナ禍の描写ですね。
当時流行っていたオンライン飲み会で親交を深めるリナや大学の友人たちのシーンから始まります。
このオンライン飲み会には別のエピソードでヒロインを務めた萌も参加しています。
オンライン飲み会の最中、参加したメンバーは映画の話で盛り上がります。
その中でメンバーの中の1人、太陽がとてもマイナーな映画の話を振ります。
雪からその映画の話を聞いていたたリナは、太陽と雪の相性が良いと感じ2人をくっつけようと画策します。
リナは実際に太陽と雪が会う機会を設けます。
しかしいまいち盛り上がっていない2人に不安がよぎるリナ。
不安に思いつつもいったんリナは席を外します。
そんなリナが席へ戻ると、リナの心配をよそに太陽と雪は楽しそうに談笑していました。
リナはホッと胸を撫で下ろします。
そんなリナの後押しのおかげか、太陽と雪は付き合うこととなります。
個人的には雪が太陽と付き合うという選択肢を取らないだろうと勝手に思っていたので、意外な展開でした(*‘∀‘)
太陽と雪は意外にも順調に交際を進めていきます!
しかしここから太陽と親との確執が徐々に明らかに・・・。
【明日カノ最終章】No Woman No Cry:太陽と母親との確執
太陽の母親は、過干渉で息子の行動を把握しておきたいタイプの毒親。
夫に対する不満により息子への過干渉が加速してしまい、歯止めが効かなくなっている状態です。
太陽の動向を逐一チェックして、細かな報告を強制する子離れの出来てない太陽の母親。。。
僕も母親が若干過干渉気味で嫌気を刺していた頃もありましたが、太陽の母親は度を越した過干渉っぷりでした。
勝手にゴミ箱を漁り、「これは何?」と使用済みコンドームを突きつける太陽の母親のシーンにはもうドン引き!笑
普通だったらこんなことをされたら母親に強く言い返すと思いますが、押さえつけられて育ってきた太陽は反抗することが出来ません。
母親に怯える太陽に胸がキュッとなるシーンでした(´・ω・`)
そんな太陽は、母親との確執を雪に吐露します。
太陽からの告白を受けた雪は、自分と同じく母親との間に問題を抱える太陽に寄り添います。
自分と同じ問題を抱え、自分の火傷の跡を見せても動じず一緒にいてくれる太陽に徐々に心を許していく雪…。
しかし母親に捨てられた雪は、太陽のことを完全には信じられずにいます。
「血の繋がった親ですら私のこと簡単に捨てるんだ」
「もし太陽くんが私の前からいなくなった時」
「これ以上心が傷つかないように」
「深く関わらないでいよう」
切ないー!!!!( ; ; )
雪の心の傷がとてもよく分かる描写でした。
【明日カノ最終章】No Woman No Cry:雪と母親との確執
そしてこの頃、雪の母親も雪に対して連絡をしてくるようになります。
自分が娘を捨てたことなどなかったかのように、「母娘なんだから仲良くしよう」と言ってくる雪の母親。
雪の学費すらも自分が負担すると言ってきたり、今更ながら良い母親ぶってきます。。。
どの口が言っとんねん!!とツッコミどころ満載ですが、そんな母の言葉に動揺してしまう雪…。
戸惑いつつも母親のことを信じても良いか自問自答してしまいます。
しかしまだ過去のことがきちんと精算出来ていない雪は、これを解決するべきと自分に言い聞かせます。
【明日カノ最終章】No Woman No Cry:太陽の変化
そして、雪は母親とだけではなく太陽との関係にも変化が訪れます。
上手くいっているかのように思えた太陽と雪でしたが、ここから徐々に怪しい雲行きに…。
太陽は、雪に対して徐々に束縛や過干渉を行うようになります。
それはまさに母親と同じような束縛の仕方でした。
自分でも気付かない内に母親と同じ行動を取ってしまう太陽…。
過去のエピソードでも登場したゲイバーで働く翼が今エピソードに登場するのですが、ゲイである翼にすら太陽は嫉妬の炎を燃やしてしまいます。
そんな太陽に責められても上手くなだめながら付き合っていく雪。
雪の大人な対応のおかげで表面的には上手く行っているように見えた2人でしたが、ここでもまた新たな問題が勃発します。
太陽がついていた嘘が母親にバレてしまうのです。
太陽は友達との写真を偽って母親へ送ったり、上手く自分の行動を隠しながら母親の過干渉をかわしていました。
しかしそれも長くは続きません…。
雪の家から帰る途中、家の前で母親が待ち伏せしていました。
「太陽!やっぱり嘘ついてた!どこ行ってたの!正直に言いなさい!」
外で大声で怒鳴った太陽の母親は、ふと我に返り「部屋で話そうか」と太陽に促します。
太陽の部屋へ入り向き合う太陽と母親の2人…。
嘘をついてないならスマホを見せられるよね?と太陽のスマホを隅々まで見る太陽の母親。
事前に雪とのトーク履歴を消していたため雪の存在が見つからないと思いきや、ゼンリーで雪の存在が知られてしまい太陽の母親は激高します。
「太陽はお母さんに恩を返す義務があるの!」
「どこの誰かも分からない女と浮ついてるんじゃない!」
「いいからその女に連絡しなさい!」
「うちの太陽に近付くなって言ってやるから」
本当に気持ち悪い・・・_| ̄|○、;’.・
僕の年齢的に母親側の気持ちは分からなくもないと思っていましたが、これはキツすぎる・・・笑
息子のことを自分の彼氏のように錯覚しているおばさんの姿が本当に不快で仕方ありません。
もちろん一人息子を持つそんな気持ちは分からなくないんですが、この気持ちを行動に移しちゃうのは大問題ですよね。。。
をの先生が書く太陽の母親のビジュアルも絶妙な塩梅で気持ち悪いので、いい意味で嫌悪感が増してしまうキャラクターですw
今までは妄想の中でしか母親に抵抗出来なかった太陽でしたが、今回はついにこの母親に抵抗します!
「俺は父さんの代わりでも奴隷でも無い!」
「この何もかも保証された生活と引き換えに、俺は毎日あんたに心を殺されてる」
「人の人生に乗っかって幸せになろうとすんな!!」
!!!⸌⍤⃝⸍
太陽ー!!!!よく言った!
そんな太陽に動揺した母親は、
「あ…た、太陽…。」
と声を振り絞ります。
そんな母親に太陽は
「あと俺、地元では絶対に就職しないから」と、トドメの一言を母親にぶつけます。
母親気持ち悪いボルテージが高まっていた読者にとって、これほどスッキリ出来た描写があったでしょうか( ˙▿˙ )
本当に太陽を褒めたたえたくなったシーンの1コマでした。
【明日カノ最終章】No Woman No Cry:雪のその後
娘ともう一度向き合おうとしているかのように見えていたシッチィでしたが、
彼氏とヨリを戻したことにより雪との海へ行く約束をまたも放棄してしまいます。
もちろん雪の学費を支払うことは無く、あろうことか雪の連絡先をブロックまでしてしまいます。
またしても裏切られてしまう雪。。。
シッチィのクズっぷりが本当に酷すぎる(*_*)
そして雪と太陽の関係も終わりを迎えてしまいます。
暫く時は流れ、雪の母シッチィはまた彼氏と別れ再び雪に連絡を取ってくるようになります。
自分の都合で子供にすり寄ってくるシッチィに本当に嫌悪感ですよね・・・(‘_’)
しかし雪は再度母と会うことを決意します。
いつか約束した海で会うことになった雪と母・・・。
雪はカバーメイクをせず、火傷の痕を隠すことなく母との再会を果たしました。
そんな雪の顔に一瞬戸惑いを見せるシッチィでしたが、特にそのことに触れることなく仲良く振舞おうとします。
雪はずっと聞きたかったことを母へ話します。
「言いたいことたくさんあるのに」
「何から伝えればいいのかわかんないや・・・」
涙ぐむ雪。
切なすぎる描写・・・(/_;)
「なんで私のこと捨てたの?」
雪の悲痛な問いかけに、母シッチィはとんでもない返しをします。
「今日はさぁ、雪と楽しく過ごそうと思って来たのにそんなこと言わないでよ」
「その火傷の痕もわざと見せつけるみたいに」
「当てつけのつもり?!」
テメー!!!!( ゚Д゚#)
雪がどんな気持ちで今まで生きてきたのか考えたことあるんか!
「私ずっと生き辛かったんだよ」
「ずっと埋められない寂しさがあった」
「なんで私にはお母さんがいるのに、気にかけてすらもらえないんだろうって」
「今またお母さんの気まぐれで中途半端に優しくされたって意味ない」
「昔に戻って一から私のことちゃんと愛してよ!」
「私だって全部お母さんのせいにしてる自分も、お母さんのことも大っ嫌いだよ!」
雪の悲痛な叫びや、セリフと共に描かれている回想シーンを見ていると、胸がえぐられるような気持になります。
雪から思いの丈をぶつけられたシッチィはなんと・・・
雪に平手打ちをかまします。
負けじと叩き返す雪。
こんな時にまでカバンの心配をするシッチィ・・・。
自分の子供がここまで苦しんでいる気持ちを吐露しているにもかかわらず、まだ自分ファーストの母親。
あぁもうこの人には何を言っても無駄なんだ・・・という雪の想いが伝わってくるようです。
そして雪はこの母親との決別を決意します。
母のことを嫌いながらも、母の愛を諦められず苦しんできた雪がようやく前へ進んだシーンでした。
そして最後の最後に見せたシッチィの姿がこちら
ここまでのクズっぷりだともはや清々しいですよね(‘_’)
明日カノ登場人物の中でも上位に食い込むクズなキャラクターです。
結局シッチィはこの年齢になっても母親の自覚が無いというのが分かりやすい描写でした。
【明日カノ最終章】No Woman No Cry:最後に
明日カノ最終章は、雪や太陽が毒親と対峙するがメインに描かれた章でした。
実の親だからといって、必ずしも無条件に良い親ではないということを考えさせられる重いテーマだったと思います(゜_゜)
血のつながった家族だとしても離れた方がお互い上手くいくケースもありますよね・・・。
かなり重い内容ではありましたが、最後のページで雪の晴れ晴れとした表情を見ることが出来て救われた気持ちになりました(/_;)
ついに最終章で完結してしまったのは残念ですが、明日カノは全章本当に面白かったです!
また一話から読み直したいなーと思っています(*´ω`*)
それではまたー!!
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